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スタッフ日記

2023-11-13

蓮沼社長の建築まめちしき講座 Vol.2


現在、秋の全国火災予防運動がおこなわれています。
令和5年度の標語は「火を消して 不安を消して つなぐ未来」消防庁HPより)

急に寒くなってきました😱
灯油の用意をしたり、温かいお鍋料理をする機会が増えた方もいるのではないでしょうか❓
火の取り扱いが増えるこれからのシーズンに備えて、今一度ご家庭や事業所において防火意識を高めていきましょう。

今日は社長の建築まめちしき第二弾✨
火災予防運動期間ということで、今回のテーマは「防火扉」です。

防火扉とは、読んで字のごとく火災時に火の拡大防止と延焼防止のために設置されるものです。
設置基準などはいろいろとありますが、ここでは省略しますね。

 
普段皆さんがよく見ていると思われるのが階段(エスカレーター)です。
階段から各フロアーに行く際には必ずと言っていいほど扉が設置されています。
床から天井までの高く、幅の広い扉が壁に埋め込まれるような形で設置されています。
この大きな扉が火事になると様々な装置と連動し、閉まることで延焼を防ぎます。




防火扉には常閉型(常に閉まっている)・常開型(常に空いている)があります。
人通りの多いところでは常開型が多く使われます。
中には壁と同じ細工を施した扉があり、壁紙や塗装、石を張った扉もあります。


↑ 常開型防火扉
 
ここで防火扉の役割が分かったところで、注意しなければならないこと、もうわかりましたよね。
そう、扉の前には物を置かないようにしましょう!物を置くと、火災時に閉まらなくなってしまいます。


さらに、ここでご紹介したいのが蓮沼金属がお仕事をいただいている田中サッシュ工業さまの製品「タナファイヤ」です。
これはなんと、ガラスの防火扉なんです。
鉄の枠の中にガラスが入っており、見た目もよくデザイン性に優れていますよね。
明るく視界が確保でき、内部が見通せることで火災時の救助活動に効果を発揮します。



 
その効果を実証すべく、このガラスを使用して目玉焼きを作ってみました。
熱が伝わりにくい特性がありうまく焼けませんでしたが、強い火に晒されていても、ガラスが割れることはありませんでした。







なんと、800℃に熱して冷水にかけても割れない強い材料のようです。
高度な技術で素晴らしい製品が開発されているのですね。

 
火災は起きない、起こさないことが一番です。
一層気を引き締めて防災知識を身に着けていきましょう。